21.山紀行

初秋の石鎚山2(レイジンソウ、ミソガワソウ、他)

石鎚山の急斜面を彩っていたのは、オオマルバノテンニンソウだけではありませんでした。

登山道の脇は、点々と、レイジンソウの薄紫色の花で飾られていました。

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トリカブトを二回りも小さくしたような、かわいらしい花です。
呆れるほど咲いていました。

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青紫色のミソガワソウも、たくさん咲いていました。

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ミソガワソウには、なんとなく、霧が似合います。
前に、石鎚山でミソガワソウを見た時も、天気が悪くて、しっぽりと、霧に包まれていました。

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こちらは、イヨフウロ。
この花のピンクは、写真映えしますね。

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ハガクレツリフネも、点々と咲いていました。

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他にも、タカネオトギリ、トリカブト、リンドウ、シラヤマギクなどが咲いていました。

谷に咲く花が、あまりに多いので、写真を撮りながらの足が進みません。
気が付けば、時計も12時を過ぎています。

このペースだと、山頂に着くのは2時くらいになってしまいそう。
というわけで、登頂は断念し、おにぎりを食べて、登山口に引き返しました。

登山口に戻ったのが、3時少し前。
途中で引き返したのに、車中泊の仮眠だけの日帰り登山は、やっぱり、こたえました。
帰りの運転は、自動運転機能(追従オートクルーズ)ががあるとはいえ、しんどかった。

石鎚山に登るときは、やっぱり、ちゃんと宿泊が必要ですね。

 

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初秋の石鎚山1(オオマルバノテンニンソウ)

9月9日(土)、久しぶりに、妻と、石鎚山に行ってきました。
前回が、2013年の夏だったので、実に、4年ぶりになります。

今回も、前回と同じく宿泊はせず、夜半前に出発し、最寄りの道の駅で車中泊の仮眠。
朝7時、ドライブウェイのゲートが開くとともに、車で、土小屋登山口まで上がりました。
そこから石鎚山を往復するという、いつものコースです。

登山口に着いたのが、7時半。
朝霧も晴れて、天気予報通り、気持ちのいい朝です。
登山靴に履き替えて、出発。

割と平坦な尾根筋の道を1キロほども歩くと、行く手に、石鎚山が見えてきます。
今まで、雨や曇りの日ばかりでしたが、きょうは、よく晴れています。

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さらに、尾根筋を右に左に続く道を歩いてゆくと、ようやく、咲いていました!
きょう、見たかった花、オオマルバノテンニンソウです。

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最初に、妻と登った時は、咲き終わっていて、2回目は早すぎで、群落はあっても、花はほとんど見られませんでした。
今度こそはと、タイミングを合わせて、ようやく、満開の群落に出会えました。

ここから、急な斜面に張り付いた道を進んでゆくと、おお、咲いている、咲いている!

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圧巻は、この谷。
登山道から見上げる範囲、オオマルバノテンニンソウで覆い尽くされています。

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やっとのことで、オオマルバノテンニンソウの花の群生が、見られました。
濃いピンクのミカエリソウとちがって、淡いピンク色のオオマルバノテンニンソウの花は、柔らかい感じがしますね。

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登り始めのころはよく晴れていて、今日こそは快晴かと思われた石鎚山ですが、いつの間にか雲が湧いてきて、気がついたら、ガスに覆われてきました。
写真に撮るには、こんな天気の方が、いいかも。

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さて、この日見た花は、オオマルバノテンニンソウだけではありません。
予想以上のたくさんの種類、たくさんの数の花が咲いていました。

<続く>

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三瓶山 春 山麓(キジムシロ、など)

山の上の火口跡では寒かった三瓶山ですが、リフトを下る頃は、再び日差しが戻ってきました。

遅めの昼食を取った後、西の原の草原を散策。
山焼き後の草原には、キジムシロの黄色い花が、あちこちに咲いていました。

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見事にまあるく広がったキジムシロ。
広々とした草原で、遮るものがないせいか、あっちでも、こっちでも、気持ちよさそうに、キジムシロらしい、のびやかな姿で咲いていました。

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黄色い花は、キジムシロばかりかと思いきや、よく見ると、こちらは、ミツバツチグリです。

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花では、区別がつきませんね。
でも、葉っぱを見ると、三枚の葉っぱだし、まあるくなって咲いてはいないので、ミツバツチグリと分かります。

草原にも、スミレが咲いていました。
これは、多分、アリアケスミレ、でしょうか?

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今回も、のんびり過ごせた、三瓶山。
三瓶旅行は、もはや、我が家の年中行事のひとつです。


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三瓶山 春 登山道わき(アケボノスミレ、他)

GW前の週末(4/23、24)、妻と、三瓶山にドライブ旅行に行ってきました。
もう、三瓶山は、かれこれ、8度目くらいでしょうか。春に行くのは3回目。
なんか、ほっとする場所です。

着いた一日目は、曇りがちで、時おり小雨も降るような天気だったので、山麓をドライブしたり、三瓶自然館サヒメルでプラネタリウムを見たりしました。

二日目は、朝から、よく晴れた天気でした。
いつものように、東の原からリフトで山上へ。そして、いつものように、山には登らず、火口跡に下りました。

下る道々では、今年も、スミレの花たちが迎えてくれました。
まずは、アケボノスミレ。

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シハイスミレ。咲き始めが早いのでしょう、ちょっと、くたびれ気味。

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タチツボスミレ。

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ニオイタチツボスミレ。と思うのですが。

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最初は晴れていたのに、火口跡まで下ったころは、雲が厚くなってきてしまいました。
風も吹いて、少し寒い。きょうは、晴れの予報なのに?

<続く>

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初秋の三瓶山2(秋の七草)

三瓶山の2日目(8月30日)は、ふもとの草原をゆっくり散策しました。

三瓶山には、東の原、北の原、西の原と呼ばれる草原が広がっています。

東の原は、かつてスキー場となっていたところで、草の斜面が広がっています。今は、スキー場としては使われておらず、リフトが登山用として動いています。

北の原は、きれいに刈り込まれた、原っぱのような草原です。カキツバタの咲く池もあります。また、博物館や、キャンプ場などもあり、三瓶山のレジャーの中心地となっています。

いちばん、草原らしいのは西の原です。
ここは、牛が放牧されており、三瓶山の山並みを背景に、のんびりとした雰囲気の草原が広がっています。

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そんな西の原には、秋の七草のほとんどが咲いていました。

ハギ、尾花(ススキ)、クズは、言うまでもありません。
ナデシコ(カワラナデシコ)は、草の間に埋もれるように咲いています。

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ススキの原に点々と咲くオミナエシが、目立っています。

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そして、フジバカマ?

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じゃあ、ないんです。残念ながら。

栄養状態の良いサワヒヨドリでした。
でも、いにしえのフジバカマは、今で言うところのフジバカマ、ヒヨドリバナ、サワヒヨドリらを区別せず、ひっくるめて呼んでたと思うんです。

秋の七草の最後、朝顔(キキョウ)は、見ませんでした。
以前は見られたようですが、最近数を減らしたらしいです。

かつての日本の里山には、かやぶき屋根の原料とすべく、ススキの原の草原があちこちにありました。
そんな草原に咲く花々を詩に詠んだのが、秋の七草の詩なんでしょうね。

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初秋の三瓶山1(フシグロセンノウ、キツリフネ)

8月最後の週末(29日~30日)、妻と、島根の三瓶山に行ってきました。
今回で、なんと、8回目の泊りがけ三瓶山です。

ちょっとずつ季節を変えて訪れているので、出会える花も、ちょっとずつちがいます。
今回出会ったのは、幾つかの初秋に咲く花でした。

1日目、どんよりとした空模様で、雨に降られるかと心配しましたが、薄曇りで、時おり日も射す、まずまずの天気でした。
いつものように、東の原の登山リフトで、楽ちん登山。

お気に入りの、室ノ内と呼ばれる火口へ下るコースへ。
ここは、訪れる人も少なく、大自然を独り占めできる気分です。

まばらな林に咲いていたのは、色鮮やかなフシグロセンノウ。
蛍光オレンジのような花の色は、とても目立ちます。

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少し歩くと、今度は、キツリフネの群生でした。

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火口を降り切ったところにある池(室の内池)も、のんびりした気分にさせてくれます。

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他にも、キバナアキギリ(ちょっと、早かった)、ホツツジなどの花が見られました。
登山リフト沿いには、マツムシソウも咲いていました(一列に点々とあったので、完全な自生ではないかも?)

宿に着くと、雨が降り始めてきました。
だんだん強くなってきて、雨に当たりながらの露天風呂でした。

明日は、だいじょうぶかなあ。

<次回に続く>

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春の三瓶山

GWの4月30日と5月1日は、妻と、三瓶山に行ってきました。

もう、かれこれ、泊りがけで訪れるのは、7度目になります。GWは3度目かな?
三瓶山の、のんびりした雰囲気は、いつ訪れても、リラックスさせてくれます。

一日目は、今回も、東の原の登山リフトで登り、火口付近を歩きました。
ちょっと浅めの新緑の三瓶山が、出迎えてくれます。

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尾根筋に、スミレの花が、たくさん咲いていました。
こちらは、アケボノスミレ。

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こっちは、ニオイタチツボスミレかな?

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私は、ニオイタチツボスミレの花の匂いが全然わかりません(以前、観察会で、みんな匂うというのに、私だけ、さっぱりでした)。見た目は、ニオイタチツボなんですが。

火口には、ミヤマキケマンの、かわいらしいお花畑もありました。

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夜は、いつもの、国民宿舎さんべ壮に宿泊。
今回も、料理と、温泉に大満足。

翌朝、少し散策しました。
新緑の中の家並みは、さんべ温泉街です。

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二日目は、三瓶自然館サヒメルで、イベント上映していたメガスター2のプラネタリウムを見て、山麓を散策して、隣町の美郷町でカヌー体験もしました。

今回も、あっという間に過ぎた二日間でした。

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伊吹山-キンバイソウ、イブキジャコウソウ

伊吹山が、最も華やかになる季節は、7月下旬から8月上旬です。
今年、久しぶりに、この、いわゆるハイシーズンの伊吹山を、写真仲間と訪れました。

梅雨明け後の連日の猛暑でしたが、この日、7月27日に限って、前線が通過するため、怪しい空模様でした。
案の定、朝9時ごろに伊吹山ドライブウェイの駐車場に着いた時は、暗い雲に覆われ、深い霧が漂い、雨がぼそぼそ降っている有様でした。

しばらく、様子見をしていましたが、雨も強くなってきました。
これはもうあきらめて下山しようと決め、少し雨が止んだので、せっかくだから、少しだけ散策しようと、西登山道を少しあるいているうち、おや?霧が晴れてきました。

行けるんじゃないの?ということになり、少し遅くなったので、中央登山道を直登することにしました。
11時を回るころには、日が差してきて、山頂に着くころには、すっかり晴ました。

山頂手前で出迎えてくれたのが、キンバイソウでした。

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シモツケソウが最も華やかな8月上旬の頃は、キンバイソウはピークを過ぎていて、残り花があるだけでしたが、今回は少し早目だったおかげで、ちょうど、満開です。

でも、キンバイソウの群生していた斜面は、下から吹き上がる風が強いのなんの。立っているのがやっとです。花は風に、揺られに揺られ、一時として止まっていません。
うんと早いシャッター速度でないと、花は止まらない。被写界深度も稼ぎたい。ということで、TAvモードという、シャッター速度と絞りを同時に固定して、ISO感度だけが変化するモードを使いました。
そして、なんと、連写を使いました。フォーカスが合った瞬間、3~4カット連写して撮るという、およそ、花撮りでは常識外れですね。

まだ、全部を確認していませんが、なんとか撮れているようです。
そんな、連写で撮ったうちの1枚。

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手前のキンバイソウが、風で、横向きになっているのがわかりますでしょうか。

さて、山頂に着いてみると、地面に張り付くように、細かいピンクの花が咲いていました。

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イブキジャコウソウです。
これも、今まで訪れた時は、いつもピークを過ぎていて、今回のような、一面の群生を見られたのは初めてでした。

アップをご覧ください。すごい花の密度ですね。

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キンバイソウとイブキジャコウソウは、今回のいちばんの収穫でした。他には、メタカラコウ、クガイソウ、クサフジ、イブキトラノオ、キバナノカワラマツバ、キヌタソウなどが咲いていましたが、全般的には、花が少なく感じました。
7月27日は、ピークには少し早いのですが、もう少し咲いていてもよさそうなもの。

特に、シモツケソウの花の少なさが気になりました。少ないどころか、ほとんど咲いていません。時期的には、これから咲くところですが、つぼみもほとんど見ません。あっても、小さくて貧弱な個体ばっかり。
実際、西登山道の、最もシモツケソウが華やかな場所が、金網で囲われ、何事かと説明書きを見ると、シモツケソウの再生実験をしていると、ありました。
ここ数年で、コアカソが広がり、シモツケソウの群生が消えてしまったので、苗を植えて、増やす試みのようです。

説明書きには、シモツケソウが減った原因は、気候の変化(温暖化)のせいではないか、と書かれていましたが、シカやイノシシ、あるいはカモシカ(伊吹山にはカモシカもいます)による食害ではないかと思いました。
帰ってからネットで調べましたが、はっきりとした記事はなかったものの、そのような記述をしているサイトも少なからずありました。

今回、最もシモツケソウが華やかな、東登山道に行ってみなかったので、どうなっているのか気になるところです。昨年、2013年の夏は、満開に咲いていたのはネットで確認しましたが。

今年が、単に、裏年で、花が少ないだけならいいのですが、もし、動物による食害だとしたら、事は深刻です。

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雪残る三瓶山

タイミングを逸してしまい、いちどは、掲載をやめようと思った、今年3月の三瓶山ですが、やっぱり、これを載せておかないと、気がすみません。

というわけで、思いきり、前後しますが、3月15~16日に訪れた、三瓶山です。
イズモコバイモ、ユキワリイチゲ の続きになります)

3月半ばの寒の戻りで、三瓶山には、けっこうな雪が降ったようです。
三瓶山をぐるっと巡る道路を東から北に走ってゆくと、徐々に、雪に覆われてきました。

三瓶山の裏側、自然館サヒメル(と、さんべバーガー)のある北の原に着くころは、道路もかなりの雪に埋もれていました。
残念ながら、道路は、北の原で行きどまり。

自然館の駐車場に車を停めて、裏手に広がる草原に出てみると、おおっ、真っ白な、足跡ひとつない雪原が広がっているではありませんか!

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雪原はきれいなのですが、吹く風が寒過ぎ。
早々に引き揚げて、三瓶山の表側に車を回してみることにしました。

途中、東の原、そう、リフトで女三瓶山に登れるところですが、まだ、リフトは休業中。
ここも、残雪に覆われていました。

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西の原についてみると、おや、ほとんど、雪はありません。
ぐっしょり濡れた、草原が広がっています。おそらく、積もった雪が、融けてしまったのでしょう。

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山の裏側と、表側とで、こうも、ちがうんですね。

翌日、北の原の雪もだいぶ融け、通行止めだった道も、少し入ることができました。
お気に入りの広場から望む、三瓶山(男三瓶山)です。

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さて、今回も、国民宿舎さんべ荘のおいしい料理と、温泉を堪能したのは、言うまでもありません。
また、炭火で焼いた地元産牛肉、豚肉の合挽き肉が香ばしい、さんべバーガーも、いただきました。

秋(9月)、春(4月)、春(5月)、秋(11月)、春(3月)と訪れた三瓶山。
この次は、真夏の7月にでも、行ってみようかな。

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ススキ-砥峰高原

すみません、今回も、半月遅れの記事になります。
11月9日に、兵庫県西部の砥峰高原に、妻と行って来ました。

ふと、ススキの原を見たくなり、最初、奈良県の曽爾高原に行こうかと思ったのですが、以前に、気に入って、何回か足を運んだことのあった、砥峰高原に、久しぶりに行ってみることにしました。

砥峰高原は、いわゆる茅場の名残で、かやぶき屋根の材料のため、人為的にススキの原にされていた場所です。昔は、こういったススキの草原があちこちにあったのですが、かやぶき屋根がなくなって、必然的に茅場もどんどん消滅してゆきました。

でも、いくつかの茅場は、地元の方の地道な努力により維持されてきました。近年になって、今では貴重な景観となった茅場が見直され、観光地として再開発されています。

私が、砥峰高原に行き始めた頃 -もう、15年ほども前になりますが-、本当にただの茅場で、設備らしい設備は無く、簡易トイレがひとつ、あるのみでした。
それが、今では、立派なレストハウスが建てられ、有料駐車場も完備され、この日も多くの人が訪れていました。

前置きが長くなりました。写真を紹介してゆきましょう。
まずは、砥峰高原は、こんなところです。

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全面ススキではなく、谷筋には、木が生えています。紅葉してますが、今年は、もひとつですね。

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ここのススキは、土地が痩せているせいか、穂が小さめです。

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高原をぐるっと回る3kmほどの遊歩道を、ゆっくりと歩きました。
足元を見ると、小さなリンドウの花が、ところどころ咲いていました。

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リンドウは、もっと、大きくなるのですが、なぜか、このくらいの小さな個体ばかりです。もしかして、シカに食べられてしまうからでしょうか(遊歩道には、シカの糞も、落ちていました)。

ちょっといたずらして、こんな写真も撮ってみました。

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三脚に固定して、30カットほど多重露出したものです。揺れるススキの穂が重なって、綿菓子のようですね。

うす曇りで、時おり陽射しが差す、のどかな日和でした。自然を満喫しながら、ススキの原を散策して歩くのには気持ちのいい日です。
ただ、遊歩道の所々に、「映画○○の撮影場所」の立て看板が立っているのが、ちょっと、興ざめでした。映画やドラマのロケ地になったことを宣伝したいのはわかりますが、レストハウスの展示に留めて欲しいですね。草原に、そんな看板は、似つかわしくないです。

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