13.秋の花

キイジョウロウホトトギス

体育の日が、10月10日から第二月曜日に変わって、必ず3連休になるのはうれしいですが、やっぱり、晴れの特異日で、東京オリンピックの開会式の日だからこそ、体育の日ですよね。
なので、未だに馴染めません。

ともかく、3連休の中日の10月8日、キイジョウロウホトトギスを探しに行きました。

キイジョウロウホトトギスは、その名のごとく、紀伊半島に自生するジョウロウホトトギスです。
和歌山県と奈良県に自生があり、今回は、奈良県の自生地を訪ねてみました。

8月に、ヒオウギを見つけた場所の近くの渓谷に、キイジョウロウホトトギスがあるのも見つけていたので、まずは、その場所へ。

花付きも見事に、咲いていました!

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でも、きれいに咲いていたのは、この、1個体だけ。
何個体もあったんですが、まったくと言っていいほど、花を付けていませんでしたし、半ば、枯れたような個体もけっこうありました。
ことしの夏、関西は、普通に暑かったと思うのですが、紀伊半島の夏は、厳しかったのかもしれません。

以前に見つけた場所に行ってみると、よかった、ちゃんと咲いていました。
でも、こんな感じです。

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そう、こんな、崩落防止のフェンスの間から、咲いているんです。

キイジョウロウホトトギスは、けっこう、たくましい花です。
和歌山のすさみ町では、集落をあげて栽培しているところがありますが、石垣の間からなどから、それは見事に咲いています。

ちょっと、残念な姿ですが、でも、フェンスの間からのキイジョウロウホトトギスも、悪くないかもしれません。

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どうでしょう、案外、おもしろい写真になってると思いませんか?
私は、気に入ってるんですけどね。

さて、キイジョウロウホトトギスを堪能した後は、高野山を散策しようと行ってみたのですが…。
何?これ?凄い、人、人、人。

何か特別な日なのか、それとも、先日「ブラタモリ」で、たっぷり、高野山を紹介していたせいなのか?
車を停めるのも大変だし、とても、ゆっくり散策できる雰囲気ではなかったので、この日はあきらめました。
高野山へは、また、そのうち、空いてそうな頃を見計らって、行くことにします。



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アケボノシュスラン

さて、今回の秋の帰省で、いちばん見たかった花は、アケボノシュスランです。

山の中、沢のほとりに、アケボノシュスランがあることは、ずっと前から知っていました。
でも、花を見たことは、まだ、なかったんです。

というのも、花が咲くのは、夏、8月の頃と、勘違いしていて、お盆の帰省の時に、2、3回ほど、花が咲いてないかな?と、見に行ったことはあるんですが、かろうじてつぼみはあったものの、咲いているはずがありませんでした。

おかしいなと思って、よくよく調べたら、花が咲くのは秋、9月~10月頃じゃないですか。

今回、お彼岸に帰省することになったので、今度こそは、と思って、沢に分け入ってみました。

ありました!
沢のすぐそば、シダの陰に隠れるように、咲いていました。

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実物は、この写真より小さいです。
花の長さは、そうですね、せいぜい7~8mmってとこでしょうか。

ふと、沢の反対側を見やると、そこにも咲いていました。

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ひとつ見つけると、不思議なもので、2つ、3つと、見つかります。
目が慣れるんでしょうか。

まだ、つぼみの個体もありました。
いっぺんに咲くのではなく、少しずつずれて咲くんでしょうね。

数は少なかったですが、ようやく見られた、アケボノシュスランの花に、満足。

でも、この谷のアケボノシュスラン、学生の時に初めて見つけたのですが、1mくらいの大きな石に、びっしりと張り付いていたり、とても、たくさんの数がありました。

ところが、最近は、草陰に隠れるように、小さな個体が、ぱらぱらとあるのみです。
なぜ、こんなに減ったのか?
おそらく、シカの食害によるものでしょう。

アケボノシュスランの他にも、コミヤマスミレやナベワリなど、かつてこの谷で見られた花を、最近は見ません。
ことごとく、シカに食べられてしまったんでしょうか。

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故郷のヒガンバナ

秋分の日が重なった週末、妻と、愛知県に帰省していました。
本当は、1週間前の3連休に帰る予定だったのですが、台風と重なってしまったので、1週間延期したんです。

結果的に、ヒガンバナの咲く季節の帰省となりました。
生家に向かう道すがら、田んぼのあちこちで、赤い花が点々と咲いています。

生家のほど近くに、密度の濃いところがあったので、翌朝、行ってみました。
着くと、ちょうど、山の端から、朝日が昇ってくるところでした。

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満開のちょっと前、いちばんきれいな状態です。
でも、密度が濃すぎるくらい。

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波打つ、赤、赤、赤。

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見上げた角度も撮りたくなります。
斜面だったので、苦労せず、撮れました。

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お彼岸には、やっぱり、ヒガンバナが似合いますね。
ここ何年かは、厳しい残暑のせいで、遅れがちの年が多かったですが、今年は、ばっちり、お彼岸に咲いてくれました。

さて、ひとしきりヒガンバナを撮った後は、今回、いちばん見たかった花を目指して、山に分け入りました。

<次回に続く>

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ツルアリドオシ(実)、ダイモンジソウ

今年(2016年)は、幾度となく、丹後半島を訪れました。

今度の週末は、どこに花の散策に行こう?
迷った時、とりあえず、丹後半島に行けば、必ず、何かに出会えます。

11月第2週の週末(12日)も、そんな感じで訪れましたが、花に、実に、紅葉に、いろいろ出会うことができました。
その中から、ちょっと地味目な実と花の紹介です。

まずは、ツルアリドオシの赤い実です。
鮮やかな赤い実ですが、林の下に這うような蔓に点々と付く実は、地面近くに目をやらないと、見過ごしてしまいます。

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直径8mmくらいの実です。
よく見ると、実に2か所、へそがあります。
これは、2つの花が並んで咲いて、実になるときは1つに合わさる(合着=がっちゃく、と言うようです)からです。
花の写真は、6月のブログ「ネジキ、ツルアリドオシ」にあります。
いかに小さい植物か、この写真の方がわかりやすいかも。

もうひとつは、ダイモンジソウの花。
山道沿いの、水が滴るような崖に、ちょっとした群落を作って咲いていました。

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ユキノシタに近い仲間で、花の形が「大」の字に見えることから、大文字草の名がつきました。

群落全体的には、ちょっとピークを過ぎた感じでしたが、まだ、きれいに咲いてくれている花もありました。

おまけ。
海岸の植物も散策したかったんですが、山の方で思ったよりいろいろ被写体があったので、海岸はちょっと歩いただけ。
波がちょっと高めで、やがて来る冬の日本海を思わせる海でした。

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どんより空の赤い実(ノイバラ、カマツカ)

文化の日から続く飛び石連休は、ずっと晴天続きでした。

きょう(6日)も、おひさまマークの天気予報。
朝方、雲が出ていたけど、きっと、晴れるだろうと、いつもの、宝塚から篠山方面の里山コースドライブに出かけたのですが…。

あれれ?
雲が厚くなって、風も出てきた。
ぽつぽつとフロントガラスに雨粒が。

気温も、家を出るときは17度だったのが、徐々に下がっていって、ついに、11度に。
強い雨ではありませんが、完全な、時雨空。
もう、冬を思わせる空模様です。

そんな中で、見つけた、赤い実を二題。

ひとつ目は、ノイバラです。

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これほど実がついているのは、珍しいと思います。
どんより空ですが、明るめの露出にすると、赤い実は、わりときれいに写ってくれます。

曇り空をバックに、思いきり露出オーバーで。

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ふたつ目は、カマツカの赤い実。

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やっぱり、いつもより、実の付きがいいようです。

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それにしても、寒い。
風が吹く中、凍えながらの撮影でした。

昨日は、よく晴れて風もなく、薄着でも暑いくらいだったのに、きょうは、一転して、時雨が降る寒空。
季節は、一気に冬に向かいそうですね。

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ナツハゼ

このブログで、ナツハゼの実とジャムを紹介したのは、もう、5年も前になりました。→ 2011年ナツハゼ

ところが、その後、見つけていた自生のナツハゼは、まったく実が生らなくなってしまいました。

ナツハゼは、本来、日当たりの良い、痩せた山に自生します。
私が見つけていたナツハゼは、周りに木が茂った環境でした。おそらく、以前は、もっと、日当たりが良かったのでしょう。

何とか持ちこたえていたものの、さすがに環境が合わなくなり、実をつける力もなくなってしまったと思われます。
当時のブログの写真を改めてみると、紅葉もしてません。本来、ナツハゼは、赤く紅葉するんです。

どこかにナツハゼはないか、ずっと、気にはとめていたのですが、やっと、今年の6月、とある山で、花が咲いて居るのを見付けました。

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そう、花は、こんなに、地味なんです。

ここは、乾いたやせ尾根。
これなら、秋には、きっと実が生るにちがいない。

そして、きのう(10月15日)、訪れてみると、はたして、紅葉したナツハゼの木に、黒々とした実が生っていました!

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あまり実の付きはよくないようです。

でも、6月に花を見つけた時は気が付かなかったのですが、思ったより、個体数がたくさんあります。
一足早く紅葉しているので、目立つんですね。あちこちで、赤く色づいたナツハゼがありました。

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一本のナツハゼの木当たりの実は多くありませんが、お蔭で、これくらいの実を集めることができました。

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さっそく、煮詰めてジャムにしました。

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数回で食べきってしまうほどの量しかありませんが、久しぶりのナツハゼジャム。
食べるのが楽しみです。


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秋の道端にて(ヤマハッカ、キツネノマゴ、イヌタデ、アキノノゲシ、ヨメナ)

ちょっと、ブログの間隔があいてしまいました。
撮影には出ているのですけどね。

今回は、身近な、花たちです。
10月10日、今年は本来の体育の日となった、3連休の最終日。近場の田んぼや道端を巡りました。

田んぼの土手の、ヤマハッカ。

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足元には、キツネノマゴが。

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傍らには、イヌタデも。

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風にそよぐ、アキノノゲシ。

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川沿いの土手には、ヨメナが。

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この日は、三脚は使わず、手持ちで、ぱ、ぱ、ぱ、と撮ってみました。
フレキシブル液晶を使っての、ローアングルも、多用しました。

ピントが甘くて、ボツ写真もたくさん出ましたが、おもしろい写真も、けっこう撮れたかも。
三脚で、じっくり撮るのもいいですが、たまには、こんな撮り方も悪くないかな、と思いました。

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ヒガンバナ

亀岡から池田に抜ける国道沿いの田んぼには、ヒガンバナがたくさん咲きます。
でも、国道沿いに駐車スペースがなく、いつも、通り過ぎるだけでした。

ところが、昨年、「ヒガンバナ祭り」ののぼりを見つけ、調べると、近くのお寺の駐車場に停めて、散策できることがわかりました。
よし、来年の秋は、亀岡にヒガンバナを撮りに行こう!

いよいよヒガンバナシーズン到来。
彼岸前の3連休が、見ごろと思っていたのですが、台風と秋雨前線により、不安定な天気です。
雨なら雨でもいいやと思い、19日の敬老の日、訪れました。

亀岡に向かう途中、時おりぱらついた雨も、9時過ぎに現地に着く頃には、あがっていました。
駐車場に面した、西隣の田んぼのヒガンバナが目指して、いざ、出発(実は、ここで、大きなまちがいを犯したのです)。

花についた水滴と、少しもやっとした遠くの景色が、いい感じです。

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水路わきの、ヒガンバナ。

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稲刈りが終わった田んぼには、折からの雨で、水がたまっていました。

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撮影中、雨には降られませんでしたが、ずっと曇り空。
こんな写真には、抜けるような青空が欲しいですね。

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ひとしきり撮影し終わると、12時のサイレンが鳴りました。

きょうのヒガンバナ撮影はこんなところかな。
駐車場から車を出して、東側にハンドルを切ると、あれれ、すごい密度でヒガンバナが咲いている。
写真を撮っている人も、ちらほら。

どうやら、全然、見当ちがいの場所で撮影していたようです(大きなまちがいとは、このこと)。
道理で、私が撮影している周りには、散策している人も、撮影している人も、誰もいなかったわけです。

でも、このあたり一帯、広くヒガンバナが咲いているので、どこで撮ってもいいとしましょう。
まずまずの写真も、撮れましたし。

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ミズトラノオ、群落の消滅

6年ぶりに、兵庫県下のため池に群生するミズトラノオを撮りに行こうと、9月10日の土曜日に出かけました。

今年は、春からずっと、花の咲くタイミングが早いので、例年、9月中旬に咲くミズトラノオは、ちょうど見ごろだろうと期待しつつ、自生する池につきました。

ところが…
ミズトラノオが、…ない?

いや、あるにはあった、かろうじて。

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なんとか撮った、アップ。

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見る影もありません。
これは、いったい、どうしたことなのか?

以前に撮った写真が、こちらです。

関西花しるべ1:秋1 ミズトラノオ(2002年)
関西花しるべ3:秋1 ミズトラノオ(2006年)
花の二十四節気1:2010年白露 ミズトラノオ

こうして見ると、徐々に、減少傾向にあった気がしないでもないですが、それでも、確実に、見事な群落を見ることができました。

でも、今年見た、これは、いったい…
環境が、変わっている感じはありません。

まず、考えられることは、盗掘です。
ここは、開けた場所なので、ミズトラノオの群生は、けっこう、目立ちます。
最盛期には、遠目にも、ピンクの花が咲いているのが、わかるくらいだと思います。
ちょっとずつ持ち去られた、あるいは、業者?が根こそぎ持っていった、ということが考えられます。

今一つ考えられるのは、人の手が入らなくなったため、他の草に負けてしまったこと。
里山の自然は、とてもデリケートで、適度に人の手が入らないと維持できません。
この池は、自然公園として、整備されているのが見て取れます。そのせいで、人の手が入らなくなってしまった可能性があります。

いずれにしても、がっかりです。
群落がずっと保たれるのか、一抹の危惧はありましたが、それにしても、こんなに早く、こんな現実に遭遇するとは。

池を回り込むと、もう少し、咲いているところがありました。
背の高い草の陰になっていて、気付きにくい場所でした。ちょっとだけ、安心。

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でも、この日は、もう、ショックです。
見たくなかったものを見てしまいました。

日本人は、自然の花を、咲いているその場所で楽しむことは、できないんでしょうか!(怒)

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ボタンヅル

ちょっと、更新が滞って、8月21日に出かけた時の、ボタンヅルです。

今年、関西の夏は、あまりに暑くて、週末になっても、外に出ようという気になりませんでした。
それでも、21日は、午後から曇ってくるとの予報で、昼過ぎから、篠山あたりまで、軽くドライブ。

2年前の冬に、センニンソウの実と思って撮った写真が、ある方からご指摘を頂き、実はボタンヅルの実だったことがわかりました(→2015年冬至ボタンヅル)。

本当にボタンヅルであることを確かめなければと思っていて、花の時期になったので、見に行った次第です。

もちろん、ボタンヅルでした。
ちょっと離れていたので、望遠で撮影。

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センニンソウは、真っ白でよく目立ちますが、ボタンヅルは、少しクリームがかった色なので、どちらかというと、景色に溶け込んでんでしまいます。

道端のフェンスに絡まっていたこのボタンヅルも、行きには気づかずに通り過ぎていました。

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少しアップの写真です。

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記録的な暑い夏が続いていますが、それでも野山は、秋の花が咲き始めています。
このボタンヅルは、夏の花か秋の花か迷うところですが、初秋のトップを飾る、秋の花なんだろうと思います。

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