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2017年4月

タチツボスミレと、その仲間

どうも、スミレの見分けが苦手です。

本当に、こんなに種類があるの?実は、おんなじスミレを、ちがった名前で呼んでない?
つい、そう、思ってしまいます。

今年の春は、スミレの仲間をしっかり見てみよう。
と思ったのですが、ふだん、私が、花を探して回る兵庫県~京都府北部あたりは、なんか、スミレの種類が少ないみたいです。
それでも、タチツボスミレの仲間は、今年、いろいろ見られました。

もっとも普通に見られるスミレ、それが、タチツボスミレと思います。
淡い紫色のスミレです。篠山にて撮影。

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地上茎が伸びるタイプなので、比較的、見分けは楽ですが、よく似た仲間があります。

兵庫あたりでいちばん見るのは、こちらの、ナガバタチツボスミレ(ナガバノタチツボスミレ)でしょう。
撮影は、宝塚市内。

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えっ?言うほど、葉っぱが長くない?
はい、花の咲いているころは、それほど葉っぱが長くありません。花が終わるころから、長細い葉っぱが出てくるんです。
葉の脈が赤いんで、見分けは割と簡単です。

こちらは、多分、コタチツボスミレ、または最近ではサンインタチツボスミレと呼ばれる種類になると思います。兵庫県の北部山地で撮影。

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典型的なものより、ちょっと、花の色が濃いです。
タチツボスミレとコタチツボスミレは、変化が連続していて、どちらともつかないものも多いです。

ちなみに、タチツボスミレの仲間は、こんなコンクリートブロックや、石垣の隙間に咲いていることも多いですね。

さて、こちらは、オオタチツボスミレ。
京都府北部の山地で撮影。

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花の咲く感じが、タチツボスミレやコタチツボスミレとは、ちがいますね。
どこがちがうかと言われても、言葉に表すのは難しいんですけど、「なんとなく」ちがうんです。
でも、植物の見分けは、この、「なんとなく」が大事と思います。

こちらは、前々回に紹介した、イソスミレ。日本海側の海岸で撮影。
これも、実は、タチツボスミレに近い仲間です。

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浜辺に咲いていなかったら、案外、見分けが難しいと思います。

最後に、もういちど、タチツボスミレ。養父市内で撮影。

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道路の、コンクリートの吹き付けの隙間から、いっぱい花をつけて、咲いていました。

今年のスミレのシーズンも、平地ではそろそろ終わりごろ、山地では今が盛りごろ、でしょうか。
来年は、地上茎が伸びないスミレの仲間、ノジスミレ、コスミレ、アカネスミレ、アリアケスミレなどを観察して、見分けられるようになりたいです。

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南限のミズバショウ

週末(4月22日)、久しぶりに、兵庫県養父市、加保坂のミズバショウを見に行ってきました。

加保坂のミズバショウは、日本の南限のミズバショウとして、知られています。
標高は650mほどなのですが、蛇紋岩地帯の湿地という特殊な環境のため、分布を広げたミズバショウが、氷河期が終わっても、なんとか生き残っているのだそうです。

これまで、2度ほど訪れていますが、果たして、今年の、南限のミズバショウは?

きれいに咲いていました!

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やや小ぶりのミズバショウが、痩せた湿地に、点々と連なって咲いています。

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観察や撮影は、設置された木道からに限られますが、何とか望遠で捉えました。

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湿原全体に、点々と咲いています。

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この日咲いていた花の数は、全部で、1200株あったそうです(係の方が、教えてくれました)。
私が、今まで訪れた中で、いちばんきれいに咲いていたように思います。

加保坂のミズバショウは、これまで知られていた南限の自生地(岐阜県)からあまりにも離れていたので、果たして、本当に自生なのか疑問視されたそうです。
そこで、地層を調査した結果、約1万年前の地層から、ミズバショウと思われる花粉の化石が見つかり、自生と確認されたそうです。

しかし、世に知られた当初、かなりの盗掘にあって、一時は壊滅状態だったと聞いています。
でも、残っていたわずかな個体から、また、群落が復活して、今は、開花期以外立ち入りできないようにして、手厚く保護されています。

中部や東北の湿原に咲くミズバショウと比べたら、貧相な花かもしれませんが、他に類を見ないミズバショウの自生地、大事にしてゆきたいですね。

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イソスミレ、アナマスミレ、ハマハタザオ

うかつにも、海岸に咲くイソスミレが、近畿の日本海側にも分布があるのを知ったのは、去年のことでした。

その時、既にスミレのシーズンはすんでおり、やっとやってきた、2017年の春。
先週の週末、待ちに待って、自生地の海岸を訪れました。

浜に降りてみると、ありました!
けっこう大きな株です。

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ちょうど満開です。海をバックに咲く姿がいいですね。

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下に枯れ草があるのは、昨年の葉っぱ。
こうして、毎年、新しい葉っぱを展開して、徐々に育って行くんですね。

少し離れた、別の海岸で見たイソスミレ。ちょっと、薄い色です。

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こちらの海岸で見た個体は、どれも、株が小さい。最初の写真のような大株に育つのに、何年かかことでしょう。

花だけ見たら、タチツボスミレにも似ていますね。
たぶん、この場所で、数年前にも見ています。でも、その時は、タチツボスミレが海岸に咲いているなあと、思ってしまっていました。

こんなすみれの花も、たくさん咲いていました。

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スミレの変種で、アナマスミレと言います。
アナマは最初に見つかった北海道の地名だそうですが、アマナスミレとまちがえて名前を覚えてしまう人が多いみたいです。

すみれと競うように、ハマハタザオも、気持ちよさそうに咲いていました。

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なんか、歩きだしそうですね。


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春が遅い(ヒメオドリコソウ、タネツケバナ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ)

今年は、春が遅いです。

4月最初の日曜日(2日)は、篠山あたりを散策したのですが…。
野辺に咲いている花模様は、まだ、3月20日ごろの雰囲気です。吹く風も、まだ、冷たい。

畑の土手には、ヒメオドリコソウが、肩寄せあって、花盛り。

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このドラム缶は、何のために置いてあるんだろ?

田起こしが始まっている田んぼでは、タネツケバナが花盛り。

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おひさまが、水面に反射してます。

道端では、オオイヌノフグリと、ホトケノザが、花盛り。

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日差しは、春らしくなってるんですけどね。

来週には、もう少し、春の花が咲いててくれるかなあ。

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