« 無鄰菴、南禅寺 | トップページ | ぽっぽろぴーちゃん(イソヒヨドリ) »

トキソウ

最近、兵庫県下では、湿原の保全活動が盛んになってきているようです。
湿原と言っても、尾瀬のような高層湿原ではなく、ちょっとした山の中にある、小さな湿原の保全です。これは、全国的な動きなんでしょうか?

とまれ、私も、県下の、とある湿原の勉強と保全に、携わることになりました。

湿原の保全というのは、一言でいうと、木が入り込んで荒れ放題になっている状態なのを、まず入り込んだ木を伐り、周りの木を伐り、元の湿地の状態に戻そうというものです。

えっ?湿原が、遷移によって、木や草が茂り、乾燥化していくのは自然の成り行きなのではないのか、って?

実は、私も、最初はそう思いました。
ところが、ちがうんです。薪を燃やし、自給自足の生活をしていた昔は、湿原やその周りの木や草が、燃料になったり、堆肥になったり、重要な生活の糧でした。
そうした人間の営みによって、湿原も保たれていたんです。

つまり、湿原も、里山の一部だったんですね。
ガスが普及して、山の木や草を刈ることも無くなり、雑木林は荒れ、そして、湿原も荒れました。
そうした湿原を、元の、人の営みの中にあった湿原に戻そうというのは、意味があることだと思います。

前置きが長くなりすぎました。
さて、2年ほど前から保全を始めた湿原には、すっかりいなくなっていた、植物や昆虫が戻ってきたそうです。

そんな5月の湿原に戻ってきたのは、トキソウ。

K3_15395
(クリックして、拡大画像をご覧く ださい)

湿原のあちこちに、けっこうな数が咲いていました。

K3_15392
(クリックして、拡大画像をご覧く ださい)

そして、湿原の代名詞ともいえる、ハッチョウトンボ。

K3_15383
(クリックして、拡大画像をご覧く ださい)

写真に撮ってしまうと、アカトンボと大差ないですね。
でも、実物を見ると、その小ささに、驚くと思いますよ。

これからも、ときおり、この湿原の植物を紹介してゆきたいと思います。

|

« 無鄰菴、南禅寺 | トップページ | ぽっぽろぴーちゃん(イソヒヨドリ) »

12.夏の花」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 無鄰菴、南禅寺 | トップページ | ぽっぽろぴーちゃん(イソヒヨドリ) »