ヒナノシャクジョウ

数日前、物凄い夕立と共に、長い梅雨が明けました!
でも、ちょっと外出するだけで、在宅勤務ですっかりなまった体には、暑さが応えます。

さて、8月頭の週末、暑くなる前にと、クマゼミがわんわん鳴く中(今年はクマゼミが多いですね)、朝早くに自宅を出て、ほど近い里山を散策し、谷筋でこんな花を見つけました。

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ちいさな、小さな花、ヒナノシャクジョウです。
この個体は大きい方で、直径1.5cmほどでしょうか。
葉緑素を持たない腐生植物で、このような枯葉が積もった地面のから、ニョキッと全身真っ白な姿を地上に表し、数個から10個程度の花をつけます。
残念ながら、この個体は、咲き終わったか、まだつぼみのようで、咲いている花はありません。

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最初、この個体がパッと目に入って、きっと他にもあるはずとあたりを探したら、少し小さめのヒナノシャクジョウが数個ありました。

花が咲いている個体がありました!こちらは、直径1cmほど。
右の、先端が黄色い部分が、開いた花です。

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真上から見ると、わかりやすいですね。
右の黄色いのが開いた花、左の茶色いのは咲き終わった花、その他はまだつぼみのようです。

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ここまでの写真は、1日(土)に、手持ちで撮影したものです。
薄暗い林の中なので、おおよそISO1250ほどで、シャッター速度1/20秒ほど。
手ぶれ補正が効いているとはいえ、やっぱり微妙にぶれるし、ピントもすぐズレてしまい、失敗写真の量産でした。

翌2日(日)、三脚と小豆袋(ローアングルのカメラ固定用グッズ)を持って、撮り直しに行ってきました。
こちらが、きのう最初に見つけた、大きめの個体。
やっぱり、三脚や小豆袋を使うとちがいますね。歩留まりが良くなります。ちなみに、ISO640で、シャッター速度は1/10前後。

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こちらは、花を付けていた個体。
ん?なんか、ちがう?

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4枚目の写真と見比べてみてください。
土曜日に開いていた花はしぼんでいて、日曜日にはその左隣の花が開いていました。
なんと、ヒナノシャクジョウは一日花だったんです。

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ネットには、ヒナノシャクジョウのブログ記事が、けっこう載っていましたが、一日花に言及していたのは2、3件でした。
どうやら、ヒナノシャクジョウは、一日花が一つずつ咲いてゆくようです。

繰り返しますが、ほんとに小さな花です。

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ヒナノシャクジョウは、見つけにくいだけで、案外、あちこちに自生があるんじゃないのか?
そう思って、土曜日、近くの里山を、目を皿のようにして探し歩いたんですよ。
ないなあと、あきらめて帰りかけた時、見つたんです。

ひとつ、近所の里山で、林の下を探されてみては?
谷筋の、ジメジメしたところが狙い目ですよ。

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リョウブは、咲き始めがきれい

山には、夏の花が順々に咲いています。
ピンクのネムノキが盛りを過ぎた頃、淡いクリーム色のリョウブが咲き始めます。

先々週、7月18日に、近くの山で、帰りがけの道端に咲いていたのを見つけて、車を停めたのですが、よく見ると、まだ咲き始めで、咲いているのは花の穂の、根元の当たりだけでした。

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花の先の方は、まだ、つぼみです。

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約一週間後、7月23日の、同じリョウブの木です。
満開に咲いていました。

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しかし、近づいてみると、花は、ややくたびれ気味です。
撮影していると、パラパラ、花が落ちてきました。一つ一つの花は、寿命が短いのですね。

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翌24日、別の場所の道端で咲いていた、リョウブ。
こちらは、まだ、咲き先始めだったので、花の穂がシュッとして、散った花もなくて、きれいです。

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結論。リョウブは、咲き始めがきれい!

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それと、リョウブの花は、遠目にはクリーム色に見えるのですが、実は、花びらは白いんですね。


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樹冠の花模様(ハリギリ、カラスザンショウ)

車を走らせていると、遠目に見える山の樹木の間に、模様のような花が咲いているのが見えて、
あの木はいったい何?と思うことがあります。

そんな花を2題。

一つ目は、丹波篠山の山あいを走っていた時、田んぼの向こうの山で見た、花。
ヤツデのような葉っぱの木が、白っぽいふわふわした花をいっぱい付けていました。

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望遠レンズでのアップ。これが、いっぱいでした。

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後で調べて、ハリギリとわかりました。


もう一つは、播磨の低い山を縫うように走る広域農道から、ちょっと見下ろした山の中の花模様。

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薄緑色の地味な花ですが、ユニークな模様をしています。
こちらも、望遠レンズで、これがせいいっぱい。

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帰って調べたら、カラスザンショウでした。

カラスザンショウは、よく見る木ですが、たいていは下から見上げます。
見下ろしたら、こんな風に見えるんですね。


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百間川 一の荒手

閑谷学校に続いて訪れたのは、岡山市街にほど近い、百間川の一の荒手という、江戸時代に作られた石堤です。
NHK BSの番組「英雄たちの選択」の、「水害と闘った男たち」の回で紹介されていました。

行くと、真新しい、こんな碑が立っていました。

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これが、一の荒手と呼ばれる石堤です。
堤の右側が旭川。たびたび氾濫を起こしたので、左側の、百間川と呼ばれる放水路を作り、水を逃がすようにしました。
百間川に水を逃がす仕掛けが、一の荒手です。堤防の一部を低くして、水かさが増した時、乗り越えて流れる仕組みです。

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この、丸い石組みが、江戸時代に作られたもの。下の平らな石組みは、現代のものです。
2年ほど前に、一度ばらして、組みなおす大規模な工事が行われ、まさに、その工事がほぼ終わった時に、2018年の西日本豪雨に見舞われました。

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しかし、見事に水流を百間川に逃がし、岡山市街は水害を免れました。
この丸い石堤が水を分けて、むこうに続く、普段は水のない百間川に水を流しました。

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反対側の石堤です。
少し、盛り上がる角度がちがいますね。

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この先も、きっと、水害から岡山の街を守り続けることでしょう。

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花も撮りましたよ。
土手には、アカツメクサ(ムラサキツメクサ)がきれいに咲いていました。

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<終わり>

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閑谷学校、夏

コロナ禍がなかったら、東京オリンピックの開会式を迎えるはずだった、4連休。
梅雨も明けず、雨がちの連休になりました。

連休初日(23日)は、3年ぶりに、岡山県の閑谷学校を訪れました。
今から300年前に作られた日本で初めての庶民向けの学校で、国宝に指定されている講堂が、見事です。



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今でも使われている講堂。
ぴかぴかに磨かれた床に、木々の緑が反射して、美しいですね。

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HDR(ハイ・ダイナミック・レゾリューション)を使いました。
普通に撮ったら、外の景色が露出オーバーで飛んでしまいます。

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鏡面のような床が、本当に美しいです。

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天井の梁も見事。
でも、強度を保つように曲がった梁は、どうやって作ったんでしょう?
もともと、このように曲がった木を使ったのか、もっと太い木から削りだしたのか?

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緑の中に佇む講堂。

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さて、閑谷学校の敷地の周りには、丸みを帯びた石垣が、ぐるりと取り囲んでいます。

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断面?は、蒲鉾のよう。

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きょうは、続いて、この独特の石組みを使った、別の建造物を見に行きました。

<続く>


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丹後の山(トリアシショウマ、他)

丹後半島を南下する林道に入りました。

2年前に、トリアシショウマの群落に出会った林道です。
この時は、何ショウマなのかよくわからず、「アカショウマ、なのか?」のタイトルでアップしましたが、その後、トリアシショウマだろうということになりました。
今年も、健在かなあ。

健在でした!

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2年前とほぼ同じ時期ですが、ちょっと、ピークを過ぎかけているようです。
咲き終わりそうな花も混じっていました。

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2年前より、気持ちピンクがかっている個体が目につくのは、ピーク過ぎのせいもあるのかな。

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どこを切り取って写真にするか、迷いますね。

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この個体は明らかにピンク色で、花の様子もちょっとちがって見えます。
変異の範囲なのでしょうか。

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こちらは、まっ白な花。

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ぐっとアップに。

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群落は、2年前より、ちょっと小さくなった印象です。
トリアシショウマは、がけが崩れたりして開けた場所に、いち早く入り込むタイプの植物なのでしょう。
他の草や木が茂ってくると、徐々に減って行くと思われます。

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林道を抜けた山あいの棚田には、ヤブカンゾウがきれいに咲いていました。

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ガードレール脇のヤブカンゾウ。
あえて、ガードレールも入れて、撮ってみました。

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ヤブデマリが真っ赤な実を付けていましたが、なんと、花も残っていました。

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山を降りたあと、いつも寄る魚の土産物屋に寄って、つみれ揚げなど買って、つまみながら帰りました。

<終わり>

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丹後の浜(ネコノシタ、他)

今年の梅雨は、長くなりそうです。
週末、7月18日の朝、どよんとしていましたが、雨は降らない予報だったので、丹後半島まで出かけてきました。

まずは、浜辺に寄りました。
浜の駐車場に車を停めて、散策。このシーズンは、駐車料金(清掃補助金)を取られますが、しかたないでしょう。

この日、一番目についたのは、ネコノシタでした。

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黄色いキク科の花。
ネコノシタの名の由来は、葉っぱが厚くてざらざらしているから、だそうです。
やや地味な花で、砂浜に、這うように広がって咲きます。

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流木もワンポイントに。

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割と長い間、咲きますが、今が花のピークみたいです。

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大きな群落がありました。

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盛り上がった砂の斜面に、咲く姿。

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他の花たちです。

コオニユリが、ぽつぽつと咲いていました。

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ハマゴウが、咲き始めていました。

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ハマゴウの花には、赤いハダニが付いていることが多いのですが、咲き始めのためなのか付いておらず、きれいな花でした。

ハマニガナも、ちらほらと咲いていました。

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ひとしきり浜辺の花を撮り、ジャージー牧場でアイスを食べて一休みしたのち、山に向かいました。

<次回に続く>

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ヤブカンゾウ

今年の梅雨は、まことに梅雨らしいというか、本当に、よく雨が降ります。
ちょっと降り過ぎで、水害も起きてしまっていますが。

さて、やっと、雨が一休みした7月10日、近場の里山コースを、車でぐるっと巡ってきました。
この時期に咲く、地味な花を探したかったのですが、車を停めて林に入ってみても、なかなか、咲いていないものです。

いきおい、車からでも容易に見付けられる花、ノリウツギやヤブカンゾウなどに目がいってしまいますね。

というわけで、ヤブカンゾウ。
川のほとりの群生に出会いました。

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きょうは曇りですが、時々、さあっと雨が降る天気です。
ヤブカンゾウの花も、雨露に濡れています。

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ヤブカンゾウのそばには、ヒメジョオンが咲いていることがよくありますね。

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本当に、流れのすぐそばです。
きょうは水量が多いですが、さらに増水したら、沈水してしまうでしょう。

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もっと退くと、こんな感じ。
もしかしたら、ヤブカンゾウの種は、川の流れに乗って、分布を広げるのでしょうか。

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強い流れをバックに、咲くヤブカンゾウ。

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ふと、2年前に見た、波打つ海をバックに咲いているスカシユリを思い出しました。
こちらの写真の3枚目。かなりちがうか)

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闖入者(羽アリ、カナブン)

はからずも、虫が続きます。

きょうの夜、ちょっと車で外出したのですが、ヘッドランプに照らされた小さな虫が、いっぱい飛んでいました。
帰って来ると、マンションの玄関扉にも、うじゃうじゃ?

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これは、羽アリですね。
今が、繁殖の季節なんでしょう。
しかし、こうも、たくさんいっぺんに飛ぶんですね。まあ、いっぺんでないと、交尾のチャンスもないわけですが。

ガラスにも、いっぱい、張り付いてました。

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少し大きめの個体が真ん中左あたりにいて、他のアリが集まっていますが、これは、女王アリなのかな?


さて、こちらは、先週、階段に落ちていたものです。
じっとしてたので、写真を撮ろうと、つかまえ、部屋に持って上がりました。

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ところが、けっこう元気で、歩きだすは、飛びそうになるは、つかまえても、じたばたして、じっとしてくれません。

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もっときちっと撮りたかったんですが、あきらめて、窓から逃がしてやりました。

ところで、このカナブン君、ドウガネブイブイかと思いましたが、調べたところ、ふつうのカナブンみたいです。

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ハラビロトンボ

梅雨の雨が続きます。
7月第二週の週末、何とか日曜日だけ雨が止んだので、近場を巡ってきました。

湿地のような、小さな休耕田があったので、車を停めて覗いてみました。
特に花は咲いていませんでしたが、かわいいトンボがいました。

濃い青色で、シオカラトンボより一回り小さく、やや、ボテッとした胴。
これは、オスのハラビロトンボですね。

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近くにメスもいました。
シオカラトンボと同様、メスは麦わら色です。

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湿地のトンボと言えば、小さいことで有名なハッチョウトンボばかり取り上げられますが、こんなトンボもいるんですよ。

ところで、花は?
心配ご無用。ちゃんと撮りました。
次回に。

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