古木のソメイヨシノ

丹後半島の山道をドライブしていると、ソメイヨシノの古木がありました。

ソメイヨシノは、いわば、ソメイヨシノさんという個人みたいなものです。挿し木、接ぎ木でしか増えません。
今風に言えば、クローンです。

寿命も、意外と短く、50~60年と言われています。
この木は、ウィルス病の枝も見られるますので、植えられたのは、昭和40年くらいでしょうか。

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山道の開けた場所に、1本だけ立っていました。

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少し離れたところに、ヤマザクラ?と思われる桜もあります。
おそらく、こちらも、植えられたものでしょう。

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どちらも、暖かい日差しを受けて、満開の花を咲かせていました。

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太い幹。
見上げると、威厳さえ感じます。

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こんな、ソメイヨシノの古木、人里離れた谷や山に、時おり見かけます。
誰かが植えたのには違いないのですが、すっかり忘れ去られてしまった桜。
人知れず咲き、人知れず老いてゆくのでしょう。

 

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奇跡の道端は残った(ニリンソウ、ミヤマキケマン、ヤマルリソウ、他)

3年前、「奇跡の道端」のタイトルで、丹後半島の、とある山道の斜面に咲き競う花を紹介しました。
ほんの数十メートルほどの短い幅の中に、ニリンソウやミヤマキケマンなど、いろんな花が咲く、それは素敵な道端でした。
ところが、道路の拡張と護岸工事が始まって、ここの道端のお花畑も、先行きが危ぶまれる、という内容のブログでした。

あれから3年経ち、あの奇跡の道端はどうなっているのだろう?

道端のお花畑は健在でした!
ミヤマキケマン、ニリンソウ、ヤマルリソウの3色が、競うように咲いています。

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イチリンソウ、ニリンソウのそろい踏み。

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ニリンソウと傍らのミヤマキケマン。

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ヤマルリソウとミヤマキケマン。

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北向き斜面なので、あまり光は射しません。
かすかに、木漏れ日が、ニリンソウに当たっていました。

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再び、ミヤマキケマン、ニリンソウ、ヤマルリソウの競演。

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他にも、オオタチツボスミレ、コンロンソウなどの花が咲いていました。

結局、工事されたのは沢側の斜面だけで、山側の斜面は手付かずで残されました。
まさか、ここに、花がたくさん咲くことを知っていて、あえて、手を付けないように工事をされた?
だとしたら、素敵なことです。

工事された沢側の斜面も、何年かしたら、ニリンソウなどが再び進出して、ニリンソウ咲くせせらぎが復活してくれるかもしれません。
先の長い話ですが、時々訪れて、気長に見守って行こうと思います。

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街撮り(大正内港)

4月14日の土曜日は、南森町アートギャラリー主催の、街撮り撮影ツアー・大正内港(講師:中嶋 宏さん)に参加してきました。
街撮りツアー、今回で2回目の参加になります。

関西に越して30年以上になりますが、ほとんど行ったことのない街です。
大阪環状線の芦原橋駅(快速は停まりません!)を降りて、近鉄のローカル線に乗り換えました。
2駅乗って降りると、下町の工場街。すっかり色あせた怪獣が、お出迎え。

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公園のトイレには、小学生が描いた船の絵が。

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この船の絵でした。
なんと、市営の無料の渡し船。橋を架けるより、コストがかからないとのことで、ずっと続いているそうです。
15分に1本。普通列車しか停まらない、大阪環状線の芦原橋駅とおんなじ本数。

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木津川を渡って、西成区から大正区へ。
サンクス平尾というアーケード街に入ると、沖縄物産のお店がずらり。
かつて、沖縄からの移民があったそうです。
漬物屋さんで、たくあん購入。おじちゃんがおもしろかった。

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このあたりも、工場が多いです。
古びた工場の外装が、不思議な輝きを持っていました。

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このツアーは、モノクロ写真がテーマでもあるので、ここから、少しモノクロも。

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内港には、テント屋根の船がずらり。
中には、濡らしたらいけない荷物が積んであるんでしょうか?(まったく見えませんでした)

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停泊している船のたたずまいがおもしろい。

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空き缶?をいっぱい積んでる。ゴミ?じゃないと思いますが。

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印象的な、すじ状の雲が出てきました。

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モノクロが映えますね。
ちょっと、強調しています。

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不思議な絵になりました。

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街撮りツアー、2回目ですが、スナップ写真は、まだまだです。
ついつい「絵を作って」しまいます。

ちなみに、今回使ったのは、新しく購入した、リコーGR IIIでした。

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キンキマメザクラ、他(綾部の里山2)

<続き>
ミツマタの他にも、綾部の里山に咲く花や植物の写真を撮りました。

土手に咲く、ヤマエンゴサク。

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と思ったのですが、ホクリクエンゴサクではないかという話。
種子の突起がちがうそうなのですが。
学術的には分けても、一般には、ヤマエンゴサクでいいんじゃないかなあと、強く思います。

道路のアスファルトの隙間の、たくましくもかわいらしい、ツクシ。

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山には、キンキマメザクラも満開でした。

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その名の通り、近畿地方の山に点在する、こじんまりとしたサクラです。

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落ち葉の間から、咲き始めたヤマルリソウが、顔をのぞかせていました。

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こういう花を見ると、いきなり、葉っぱをどけて写真を撮ろうとする人がいます。
でも、まずは、何も手を加えない状態で、撮ってみてください。

帰り道、川沿いに、ケショウヤナギでしょうか、大きなヤナギの木が花を付けていました。

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里山を散策して、やはり、シカの食害を強く感じざるを得ません。
きれいに刈られたかのように、草丈が短く、花も極端に少ないです。
シカが食べちゃうんです。

兵庫県、京都府あたりの里山は、おおむね同じ状況です。
なので、田んぼや畑の多くは、フェンスや電気柵に覆われています。
フェンスの中は、いろんな草が伸び、花も咲いているのに、フェンスの外は丸坊主。
そして、シカの糞が、ここかしこ。

農業を営む人も高齢化して、放棄された耕作地も増えるばかり。
それに比例するかのように増えるシカ。
いったい、日本の里山はどこに行ってしまうのか?
そんな思いに駆られることもしばしばです。

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ミツマタ(綾部の里山1)

4月最初の週末(7日)は、綾部市北部のミツマタ群生地で、植物写真家いがりまさし氏のワークショップに参加しました。

ミツマタは、かつては高級和紙の材料として栽培されていましたが、今は、その名残の個体が、時おり山中に見られます。
まれに、群生していることもあり、ここ綾部では、きれいなスギ林の下に、見事な大群落が広がっていました。

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球状の花が、3つに分かれた枝先(これが、ミツマタの語源です)にいっぱい付いています。

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ちょっと魚眼レンズで。

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多重露出で、ソフトレンズっぽく。

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群落が見事なので、つい、アップを忘れがちになります。

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林床に広がるミツマタの花は、まるで、絨毯のよう。

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溢れるミツマタの撮り放題。

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午前中は、ミツマタ三昧でした。

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昼食後、午後は、近くの里山散策に向かいました。

<次回に続く>

 

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カタクリ(西播磨)

3月最後の週末は、天気にはあまり恵まれませんでした。
31日の日曜日、晴れるには晴れましたが、寒の戻りで、風が冷たい。
それでも、西播磨(兵庫県南西部)の佐用町に、カタクリを見に行きました。

佐用町には、公開しているカタクリの自生地が3か所あります。
まずは、弦谷(つるたに)の自生地。散策道が整備され、シカ除けの策に囲まれた、斜面に咲いていました。

斜面全体に花はたくさんありましたが、やや、ピークを過ぎた感じ。
寒さのせいで、あまり開いてはいませんでした。

それでも、まとまって開いているところや、かわいく一輪咲いている花もあります。

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雲が流れて、日が射したり、曇ったり。
やっぱり、日が射した時の方が、印象的です。

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2か所目は、東徳久(ひがしとくさ)の自生地。
こちらも、シカ除けの電気柵に囲まれた斜面でした。

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全体には、こじんまりとした群落ですが、けっこう密度の濃いところもあります。

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さて、3か所目は、上石井の自生地。
他の2か所よりも、山に入ったところにあります。
ここも、シカ除けの柵に囲まれていました。

ところが、ここは、まだつぼみで、一つも咲いていませんでした。
一週間ほど遅いようです。
代わりに?ミツマタがたくさん咲いていました。

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仕方のないことですが、どこも、シカ除けの柵の中の群落でした。
でも、柵まで作って、守ってくれる地元の方のお蔭で、カタクリの花を見ることができます。
ありがたいことです。

 

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アセビ

この週末(3月16日、17日)は、雨がぱらついたり、日が射したり、と思ったら、また、雨がぱらついたり、不安定な天気でした。

春先に咲く花の多くは、日が当たらないと、花を開いてくれません。
土曜日、とりあえず、篠山方面に出かけたものの、やっぱり、重い空です。
きょうは、花はダメだなあと思いながらも、車を走らせていると、道路に面した山の斜面のあちこちで、アセビが咲いているのに目が止まりました。

よく見ると、個体ごとに、ちょっとずつ、花の感じがちがうんですね。
この花は、先の方がほんのりピンク色に染まっていて、きれい。

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こちらは、びっしりと花を付けた、咲き始めの花。

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塊になって咲いています。

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花は白いけど、花枝が、かなり赤みがかった花。

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こちらは、花枝に赤みが全くない、白い花。

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咲き始めが早かったようで、こんなに、花枝が伸びきった花も。

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花付きはよいですね。

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どうやら、今年は、アセビの当たり年?

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鉢植えのシクラメン2019

昨年も紹介した、我が家の、鉢植えのシクラメン。
我が家に来て12年目の今年は、とても立派な姿になりました。

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窓際の、日当たりの良い場所に置いています。

夏場は、自生地では乾季に当たるので、地上部は枯れています。
その間は水やりを控え、芽が出始める秋から、再び水をやり始めます。
どうしても、日の入る窓側の方に傾いて延びるので、時々、鉢を回転させて、日がまんべんなく当たるようにしました。
今年は、とてもうまく育ち、きれいに葉っぱも展開し、花もたくさん付けてくれました。

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去年の姿は、こちら
今年の方が、ひとまわり大きくて、花もたくさん付いているのがわかります。

水を切らさないように注意すれば、5月半ばくらいまで、きれいに花を咲かせ続けてくれます。

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倉敷 春宵あかり

9日土曜日、アテツマンサクとミチノクフクジュソウを訪れたその足で、倉敷に向かいました。

 

 

 

ミチノクフクジュソウの咲く広島県庄原市の為重地区から倉敷市は、地道を通って2時間弱。
でも、ちょっと遠回りをして帰ると思えば、そんなに遠くありません。2年前も、同じように倉敷に寄りました。

倉敷に着いたのは午後5時ごろ。
少し美観地区を散策して、ちょっと早いですが、まずは夕食を。そう、みそかつの店、「梅の木」です。

今回も、春限定の特別メニューを頂きました。

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独特の、油で揚げないかつがおいしいのは言うまでもなく、カニクリームコロッケも絶品です。

食後は、暗くなった、倉敷美観地区の散策。
春のこの時期の週末は、「春宵あかり」というイベントをやっています。

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ライトアップされた和傘を柳越しに。

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これは、子供たちが願いを書き込んだ、あかり。
ろうそくかと思いきや、光の色が徐々に変わってゆく? なんとLSDなんですね。

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見上げると、屋根の上には、三日月。

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照明がほのかに当たっている大きな木は、ナンキンハゼでしょうか。

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手前の枝と奥の枝が、線香花火のよう。

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お堀には、コブハクチョウがいました。
いつも、いるみたいです。

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お堀は、ものすごく暗かったんですが、写るんですね、今どきのデジカメ。
データを見たら、ISO25600でした。

帰宅したのは10時半ごろ。
たっぷりと堪能した、春先の休日でした。
…疲れた。

<終わり>

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ミチノクフクジュソウ(為重)

岡山県新見市から、ミチノクフクジュソウの自生する広島県庄原市までは、高速で1時間足らず。
為重地区のミチノクフクジュソウ自生地に着いたのは、12時の少し前でした。

ところが、メインの群落のあたりは、日が当たりだして間もないようで、やっと開き始めたところです。
まずは、日当たりの良い場所にぽつぽつと咲くフクジュソウから撮り始めました。

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のどかに、点々と咲いています。

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クリの落ち葉の間から、顔をのぞかせて。

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土手の上、見上げるところに。

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昨年の夏は、広島、岡山で豪雨に見舞われましたが、ここ、為重地区も例外ではなかったようです。
自生地の土手が数か所崩れており、通行止めになっていました。

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この土手は、2年前、見事な群落が咲いていたところです。
拙ホームページ「野花の写真帳」の、今年の3月のカレンダーは、まさにこの場所の群落でした。

花が少ないのは崩れた影響ではなく、時期が早いせいで、最盛期にはもっと咲くと思います。
でも、土手を復旧しても、以前のような群落が復活するには、数年かかるでしょうか。

メインの群落も、花が開きました!

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訪れる客の数も増えてきたようです。
皆さん、花が咲きだす時間を知っているんでしょうね、きっと。

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今は3分咲き、といったところ。満開になるのは、来週の週末あたりでしょうか。
でも、これくらいの時期の方が、かわいらしい姿と思います。

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アテツマンサク、ミチノクフクジュソウを堪能して、帰途につき…ません。
次の目的地に向かいました。

<次回に続く>

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